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Top 10 Tunes by Benedict Cumberbatch (6-10) - Two Paddocks.- [Music & Drama]

Two Paddocksというワイナリーのサイトに掲載されている著名人のTop 10 Tunes。ベネディクト・カンバーバッチのTop 10 Tunesの後半5曲を和訳しました(サム・ニール氏より翻訳許可をいただいたので、全文掲載します)。ただし、難易度が高いところがありましたので、今一つ自信のないところは赤字にしました。誤訳等お気づきの点があれば、コメント欄でお知らせください。なお、タイトルをクリックするとYoutubeで音声を聞くことができます。

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Top 10 Tunes by Benedict Cumberbatch(原文)

6.How to Disappear Completely/ハウ・トゥ・ディサピア・コンプリートリー - Radiohead/レディオヘッド

どうして過去の名曲群をさしおいてこの曲を選ぶのかというと、とても個人的な理由からなんだ。どんな時に人生最良の時と最悪の時が隣り合わせになるのかを思い出させてくれる曲だ。南アフリカでBBCのミニシリーズ「地球の終わり」を撮影した時、僕は初めて土地を所有する者に出会った。僕はその時仕事で最高の時を過ごし、週末に他の出演者2名と一緒にスキューバ・ダイビングを習いにいった-最良の時だ。その後僕たちの車の右の前輪タイヤが破裂してしまったので車を片側に寄せたところ、茂みから出てきた男たちに囲まれて車を占領された-これが最悪の時。話せば長くなるけど(その試練は2.5時間くらい続いたんだ)、でもこの曲を選んだ本質の部分について言うと、タイヤが破裂する直前にかかっていたのがこの曲で、服を整えながら自分がこの上なく幸せだということについて考えていた時だったんだ。次に聞いたのは、助手席に座っていた人の膝の上で車のフロントガラスに押し付けられ、僕の背中と頭がフロントガラスに当たった時だ。車が動き始めて、道路からはずれた。僕のお尻がカーステレオのスイッチを押すと、トム・ヨークの声が僕を死へといざなうように流れてきた。僕が振り向くと、車は砂地ではずみ、ヘッドライトがサトウキビ畑を通過していることを示していた。そして僕は考え続けた、映画『カジノ』で登場人物が掘っていた浅い墓のことを。そしてけだるさをまとった内省の天才T・ヨーク氏が、「僕はここにはいない…こんなことは起こらない…」と歌っていた。結局僕たちは全員生き延びた。

7.Prelude to Tristan and Isolde /トリスタンとイゾルデ序曲 - Richard Wagner/リヒャルト・ワーグナー

そう、オペラのレパートリーの中では最高の1曲として広く知られている。特筆すべきはワーグナーが先行して使った半音階主義、調性、オーケストラのカラー、ハーモニック・サスペンション...とにかく僕の後ろ髪を逆立たせるほどだ。ベートーベン、モーツアルト、シュトラウスとラフマニノフのベストの曲を思い出させる。一里塚であり、衝撃波でもある。僕が今擦り切れるほど聞いているのは、BBC交響楽団の録音版。


8.Hyperballad/ハイパーバラッド-Bjork/ ビョーク

待てよ、[ジョニ・]ミッチェル、[ジャニス・]ジョップリン、エラ[・フィッツジェラルド]、ティナ[・ターナー][訳者注:全員著名な女性アーティスト]もいるね…おっと、もう1枚別のリストが必要だな。[ここまでで僕が選んだのは]全部白人で男ばかりだ…!我ながらひどい。でもこれは美しい曲だ。ダンス・ミュージックが好まれた時期だから、[チャートの]トップテンには入らなかったけれど。

9.Superstition/スーパースティション - Stevie Wonder/スティービー・ワンダー

僕が踊った、または踊ってないに関わらず、結婚式を挙げた人たちへ!達人が高みからパワーを降り注ぎ、そこから素晴らしいグルーブが生まれるんだ。SWのかっこよさをすべて教えてくれたマーティン・フリーマンに感謝するよ。

10.We Grew Up At Midnight - The Maccabees/マカビーズ

最近出たアルバムでよく聴いているのが 『The Maccabees Into the Wild』だ。1曲選ぶのはとても大変な作業だが、タイプしている時に「We Grew Up At Midnight」を聴くととても気持ちが高揚する。このことこそ、偉大な音楽が他のアートを超越する証拠だと思わないか?この企画、とても楽しいね。明日もやっていい?

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レディオヘッドの曲で出てくる話は、ベネディクトがインタビューでも折に触れていますね。しかしその状況でその曲が流れてくるとは…。本当に無事でよかったです。ベネディクトにスティービー・ワンダーをいろいろ教えたのは、マーティンだったんですね。さすが名うてのモータウンマニア。二人が音楽の話をしているところ、部屋の隅っこでいいですから聞いてみたい…!後、結構クラシックも好きなんだ。私はクラシックはあまり得意ではないので、ベネディクトのおすすめを少しづつ聞いてみようと思います。

このTop 10 Tunes、とても素敵な企画ですね。時間があれば他の人のも読みたいです。
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